近況報告

平成21年度「助産師育成支援制度」助成金をいただきまことにありがとうございました。 私は亀田医療専門学校の代表として、この助成制度を受けることが出来ました。合格祈願していただき、無事に国家試験を突破することができました。つい先日免許書をいただいたばかりです。 先生方に導かれ、同期生16人で協力しあい切磋琢磨して過ごした1年間は、私の48年間の人生の中で最も充実した1年でした。助成金は私たち同期生が助産師国家試験受験の前伯のために使わせていただきました。残念ながら全員の合格はできませんでしたが、合格を逃した者も、次年度試験には絶対合格を誓っています。

私は自宅がある、人口3万人の山梨県都留市という所の都留市立病院に戻り、小児科他、混合病棟で師長職に就きました。5月27日には看護の日のイベントして、都留市にある県立桂高校1年生を対象に、看護出前授業を行いました。都留市立病院の先輩助産師と二人で「いのちと健康について」の話をさせていただきました。助産師から思春期の人たちを対象に、命の大切さを話す機会はこれからもずっと必要だと思います。高校生に感想文をいただき再認識いたしました。

都留市立病院は平成20年3月に産科医師撤退のため、分娩休止に追い込まれてしまいました。山梨県の郡内と呼ばれる地域に分娩できる施設は2か所しかないことから、都留市民の要望だけでなく、郡内全体のバランスからみても分娩再開は実現しなければならない課題であります。そのような背景から助産師の育成に都留市でも力を入れております。

現在は近隣の山梨赤十字病院の医師の協力のもと、週3回産婦人科外来だけは継続しています。そのようなつながりから、分娩が出来ない都留市立病院では助産の学びができないため、山梨市赤十字病院の産婦人科で、新人助産師として働かせていただいています。やっと1か月が過ぎ、環境やシステムの違いに戸惑う毎日です。まだ分娩介助には携わっておりませんが、来年1月までの研修期間の中で、多くの助産師のスキルや病棟管理の方法を学んでいきたいと思っております。

助産師学校で学びながらも迷った時期はありましたが、有馬育英会のおかげで助産師を目指す目的が確かなものになっていきました。私を研修に出してくれる病院の人、研修を受け入れてくれる山梨赤十字病院、応援して下さる多くの人々に支えられ現在の自分があります。助産師としてスタートラインに立ったばかりです。たくさんの恩をお返しできるように、これからも学び続けたいと思います。 ありがとうございました。

都留市立病院
村上真美