財団法人 有馬育英会
理事長 有馬頼央様

平成22年12月吉日
日本赤十字看護大学大学院修了生
近藤なつき

報告書

謹啓

貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。私は平成21年度「助産師育成支援制度」助成金を授与頂きました近藤なつきと申します。このたびは、授与後の報告が遅れましたこと、この場をお借りして、お詫び申し上げます。卒業後に渡米することとなり、生活や活動の基盤の確立に時間を要しておりました。
以下、授与後の状況についてご報告をさせていただきます。

「助産師育成支援制度」助成金授与式におきましては、安産・子授けの祈りの場所である水天宮における厳かな式の中で、改めて助産師を志望した原点に立ち戻ることができ、他校の同志を抱く仲間と意見交換するという貴重な機会となりました。そして、離島における産科医療に関する研究をする上での力を得て、「医療機関のない島で妊娠期を過ごし、島外出産をする女性の体験」という論文をまとめることが出来ました。研究過程で出会った方々の語りから多くのことを学ぶことが出来ました。現在の日本の産科医療における助産師の活動について考察しました結果を、学会などで発表出来たらと思っております。

また、平成22年2月に行われました助産師国家試験を受験し、合格することが出来ました。
就職につきましては、夫が米国に赴任することが決定しておりましたので、今年度は見送らせて頂く運びとなりました。同年4月から7月は、小児科における臨床経験を生かし、学校保健室などで臨時勤務をしておりました。現在はカリフォルニア州サンフランシスコにて1年間の予定で生活しております。語学の習得や米国の高校におけるボランティア活動、日本人妊産婦さん支援活動を行っております。臨床で助産活動をしたいという葛藤もありますが、異文化の地での体験、一生活者としての体験を、帰国後の助産活動に活かせたらと思っております。

上記を報告書とさせていただきます。

今後も変わらぬ御贔屓を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

謹白