一般財団法人有馬育英会

助産師さんからのお便りLETTER

当財団からの奨学金を受けて、助産師の資格を取得した方々からのお手紙を紹介いたします。
私たちは、この支援を受けた方々が、母子の健康を支援する仕事に取り組むことに期待しています。


このような人々が、社会に貢献するための道を切り拓くことを支援することが、当財団の使命の一つです。

助産師さんからのお手紙
令和4年度 第14回助産師育成支援 授与者

匿名希望さん

聖マリア学院大学 専攻科 助産学専攻

この度は助産師育成奨学金のご支援をいただき、誠にありがとうございました。
無事に助産師国家試験に合格し、県内の総合周産期母子医療センターで助産師として働くことができています。
奨学金は実習費や生活費として大切に使わせていただきました。
有馬育英会様からご支援いただき、安心して学業に専念することができました。
今後も皆様から支援していただいていることに感謝し、自己研鑽に励み助産師として社会に貢献していきたいと考えております。
ありがとうございました。

高橋 莉紗さん

聖路加国際大学大学院 看護学研究科 修士課程ウィメンズヘルス・助産学専攻上級実践コース

昨年度は、奨学生として採用していただき、誠にありがとうございました。
先日、無事に助産師国家試験に合格いたしました。今は、安堵の気持ちと、学生生活や合格への道のりを支えて下さった貴財団への感謝の気持ちでいっぱいです。
ご支援いただきました奨学金は、大学院の学費と実習費用(宿泊費、交通費、教材費)に使用させていただきました。貴財団のご支援を賜り、経済面での不安なく、大学院での実習や研究活動に専念することができました。より充実した学びの機会を与えていただけたことに、深く感謝申し上げます。
4月からは助産師として、勤務いたします。これまでに得た学びと経験を大切に、これからは臨床の現場で、妊産婦さん、赤ちゃん、ご家族、様々なライフステージにある女性の患者様へのケアや支援に還元できるよう、日々邁進いたします。

山本 祭さん

東京大学大学院 医学系研究科 健康科学・看護学専攻・母性看護学・助産学分野

この度は令和4年度「助産師育成支援制度」支援金の認定をいただき、誠にありがとうございました。
いただいた支援金につきましては、国家試験対策や新生活準備のために使わせていただきました。
3月に無事大学院の修士課程を修了すると共に、助産師国家試験に合格し、現在は産科病棟で助産師として勤務しております。このように、今、夢であった助産師として働けているのは、有馬育英会様のご支援のお陰です。本当にありがとうございました。
知識も技術もまだまだ不足している中で、日々先輩方にサポートいただきながら、なんとか入職から1か月過ごすことができました。緊張と不安の連続で、自分の不甲斐なさに落ち込むこともありますが、有馬育英会様からいただいたあたたかいメッセージを胸に、これからも前向きに精一杯努力していきたいと思います。
そして将来、女性や家族一人ひとりの思いに丁寧に寄り添ったあたたかい看護・助産ケアを提供できる助産師になり、このご恩をお返しできればと思います。
改めて、この度は本当にありがとうございました。

七宮 梨乃さん

母子保健研修センター助産師学校

この度は助産師育成奨学金のご支援をいただき、誠にありがとうございました。また、国家試験の受験前には、水天宮様にてご祈祷いただいたお守りや記念品をいただき、貴会のご対応の温かさにとても感銘を受けました。
現在は、東京都内の総合病院産婦人科にて助産師として働き始めたところです。
頂きました奨学金は、生活費や学会への参加や参考書の購入に宛てさせていただきました。この度はこのような貴重な機会をいただき、改めて御礼申し上げます。
今後は皆様のご期待を側に感じながら、確かな知識と技術で母児に安全で優しいケアを提供し、出産、育児の支える助産師となれるよう研鑽を積んでまいります。

村松 美羽さん

亀田医療技術専門学校 助産学科

先日、母校である中学校で"いのちの授業"をさせていただきました。支援金の一部をその交通費として使わせていただきました。学生という立場で授業を行うことで、生徒と近い立場で話すことができ、授業終了後は多くの生徒さんが質問に来てくれました。今後も、いのちに向き合う助産師だからこそ伝えられることや、助産師の魅力を発信できるように精進します。
 残りの支援金はフィリピンへの渡航費に使わせていただきました。フィリピンでは田舎の児童養護施設で子どもたちと10日間過ごしました。洗濯機もガスもない生活によって、日本にある当たり前のものに感謝する機会となりました。また、毎日楽しく生きる子どもたちの笑顔に触れ、自分も日常の中に楽しみを見出していこうと思うことができました。さらに、伝統的産婆と話をすることができ、女性と赤ちゃんのためなら何でもするという姿勢に感動しました。産婆による分娩介助は廃止していく傾向にありますが、彼女たちの姿勢から学べることはたくさんあると感じ、今後も機会があれば産婆の話を聞いて回りたいと思っています。
 これらの貴重な経験は支援金の存在が必要不可欠でした。推薦してくださった母校の先生や、選考員の皆様、支えてくださった全ての方に感謝申し上げます。

田村 心暖さん

帝京平成大学 助産別科

支援金はまだ使用していませんが、今後の新生活で活用させて頂きたいと考えております。今回、「助産師支援育成制度」に選考していただき、ありがとうございました。
4月から、中学生の頃からの夢であった助産師として働きます。母児とそのご家族に1番近い存在で寄り添い続けられるような助産師で在りたいです。また、初心を忘れず、常に挑戦し前へと進み続けていきます。
本当にありがとうございました。

※田村さんは卒業式の日に、水天宮へお礼のご挨拶に来られました。

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